塩村文夏氏vs杉田水脈政務官 女性議員2人の国会バトル「まるで“恋から”のよう」とSNSで注目
<思わず国会中継に見入ってしまった激しいバトル>、<「恋から」を見ているような…>
NHKで生中継された30日午前の参院予算委員会。放送中からSNSなどで、こんな声が上がっていたのが立憲民主党の塩村文夏議員(44)と杉田水脈総務政務官(55)の質疑だった。
「伊藤詩織さんは女性として落ち度があった」
「男女平等は反道徳の妄想」
「LGBTは生産性がない」
「チマチョゴリやアイヌの民族衣装を着たコスプレおばさん」
塩村議員は、杉田政務官が過去にSNSなどで投稿した数々の差別的な表現を問題視。事実関係や真意について改めて声を荒げて問い質したのだが、杉田政務官は事実と認めつつも、「女性を蔑視する意図は全くなかった」「当時は一般人だった」などとノラリクラリ。質問と答弁が全くかみ合わない状態が続いた。
それでも、2人の女性議員が感情をあらわにしながら言葉を発する様子が注目だったようで、SNSでは、《バラエティ番組でも視聴率が取れそう》、《「女性はいくらでも嘘をつく」という自身の発言に「蔑視の意図はない」と嘘をつく杉田さん》、《いやいや一般人だろうが、議員だろうが関係ない。差別的な思想の持ち主ということが分かった》、《クラスの女子委員長が、文化祭準備を手伝わないサボり女子を怒っているみたい》などと関心を集めていた。
「政府の一員になった以上、政府の方針に沿って職責を果たしてもらう」
野党が求めた杉田政務官の更迭を改めて拒否した岸田文雄首相(65)。だが、国会質疑を見る限り、これほど酷い答弁を繰り返す人物を擁護し続ける理由が分からない。