水卜麻美や安住紳一郎はアナウンサー失格? 番組で「泣く」「泣かない」それぞれの言い分
アナウンサーは番組の中で泣いていいか、絶対にNGか──テレビ局の垣根を越えてエースアナたちが語り合ったNHK番組「アナテレビ」(5月3日放送)で、2つに割れた。
出演したのは高瀬耕造(NHK)、水卜麻美(日本テレビ)、大下容子(テレビ朝日)、安住紳一郎(TBS)、松丸友紀(テレビ東京)、伊藤利尋(フジテレビ)の6局6人。普段はライバル同士だが、集まってのトークでは「日テレの人はみんな巨人ファンじゃないんですか?」(伊藤)、「全然、違います!」(水卜)と爆笑の連続だった。
泣く派と泣かない派に分かれたのは、「アナウンサーだって感動するんです!」というテーマでだった。水卜は「恥ずかしながらすごく泣いている気がします」と認める。「アナウンサーって泣いちゃいけないっていうことはあるんですけど、心を開いて見ているときは、そのまま食らって泣いちゃうことは結構ありますかね」と、涙が出てきちゃったら仕方ないというスタンスだ。
実際、水卜はよく泣く。「日本アカデミー賞授賞式」でも、最優秀助演女優賞の安藤サクラが育児と役者の両立に苦悩していると明かすと、もうウルウル。これだけの大舞台で司会アナが大泣きというのは前代未聞だった。
安住も泣き派だ。
「対象の人と目が合って、その人がカメラじゃなくて、自分に訴えてるときは、その熱に応えなきゃいけないから、そこで涙こらえるのは違うなって思ってスイッチ入っちゃうときってあります」
安住の泣きが話題になったのは、司会を担当している情報番組「THE TIME,」で、中国に返還されるパンダの永明を見送った時だ。フォトブックの帯に推薦文を書くほど永明への思い入れは強く、歓送セレモニーでしきりに涙をぬぐう姿が流れた。人だけでなく、パンダでも泣いてしまうのである。