金曜ロードショー「ジブリ作品」繰り返し放送でも安定“高視聴率”の謎解き

公開日: 更新日:

■作中のセリフがSNSで話題になる流れ

ジブリ作品は、考察したい人、オタク的な深い視点で見たい人のニーズにも応えられる側面と、ただのアニメ、子供向けの感じで軽く見たいという人のニーズにも応えてくれる絶妙なバランス感覚を持った作品であることが特徴として挙げられます。色々な意味で『ちょうど良い』のでしょう。改めて自分でわざわざサブスクとかレンタルするほどじゃないからこそ、テレビをつけてやってたら、なんとなく見てみようかという心理になりやすいのだと思います」(アニメ制作関係者)

 また金曜ロードショーで「天空の城ラピュタ」や「もののけ姫」が放送された際、《バルス》や《黙れ小僧》など、作中の印象的なセリフをツイッターでユーザーたちが一斉につぶやくという恒例行事を一緒に楽しみたいという流れが、ネット上でできあがっている。こうしことも安定した視聴率の一因としても考えられる。

「ジブリは子供にも理解できるシンプルさがありつつ、大人が見ると深い話に見えなくもないみたいなラインが上手いので、見ていてカロリー使わずに済みます。面白いかどうか未知の新作ドラマ見るよりは、とりあえず最低限の面白さが保証されてるジブリを見る方が時間の使い方としても無難と考える人が多いのでしょう」(同)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    興南(沖縄)我喜屋優監督「野球しかしていない高校生の将来は誰が保証するのでしょうか」

  2. 2

    フワちゃん芸能界追放へ…やす子への暴言炎上は鎮火せず SNSの“NGフレーズ”が致命傷

  3. 3

    中丸雄一「まじっすか不倫」で謹慎!なぜ芸能人は“アパホテル”が好きなのか…密会で利用する4つの理由

  4. 4

    KAT-TUN中丸雄一“アパ不倫”の大きすぎる代償…路上ナンパした女子大生と密会、活動休止で全番組降板

  5. 5

    フワちゃん「やす子いじめ」で性格の悪さ露呈…“篠原ともえ級”キャラ変しか生き残る道なし?

  1. 6

    小嶋陽菜およそ16億円でアパレル事業を売却…連続赤字の柴咲コウに欠ける“商才”の圧倒的な差

  2. 7

    中丸雄一「恥の総合デパート」化でファン裏切り…謹慎方法は渡部建パターン、不倫現場は袴田吉彦型

  3. 8

    中丸雄一が妻・笹崎里菜さんを語らぬ「本当の理由」…旧ジャニタレとファンの“関係”は不変?

  4. 9

    健大高崎(群馬)青柳博文監督「野球部の年間予算が1億円? わはははは…」

  5. 10

    フワちゃん暴言→謝罪は何が問題だったのか? 大炎上の鎮火方法は1つだけ…識者が見解