堀ちえみや玉木宏が苦渋の決断…有名人へのSNS誹謗中傷に下される「罪と罰」
侮辱罪が厳罰化
一方、俳優の玉木宏(43)は15日までにインスタグラムを更新。
〈このInstagramのコメント欄に、暴言、誹謗中傷、ストーカー行為を予告するような書き込みが見られる為、今後、コメント欄への書き込みをオフに致します〉として、コメント欄を閉鎖した。
〈この様な言動は、私や家族の安全を脅かすもので、容認出来かねます〉とした上で、〈純粋にInstagramをご覧いただいている多くの皆様には申し訳ありませんが、何卒ご理解のほど、宜しくお願いいたします〉と理解を求めた。
SNS上での誹謗中傷行為を巡っては、昨年6月に刑法が改正され、“他人を公然と侮辱する”「侮辱罪」が「拘留または科料」から「1年以下の懲役若しくは禁錮若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料」に厳罰化され、同7月から施行されている。ネット上で他人をディスることは、重い罪に問われる可能性があるのだ。ITジャーナリストの井上トシユキ氏はこう話す。
「侮辱罪が厳罰化され、プロバイダー責任制限法の改正で開示請求手続きも簡易化されていますが、有名人に対して誹謗中傷を繰り返す人は後を絶ちません。やっていることは犯罪にあたるということを認識して欲しいのですが、この手の人たちは、わざとイヤな気分になるために見に行って、暴言や誹謗中傷を書き込むことで、日頃のうっぷんを晴らそうとする困った人たちなんですよ」
特に今回は、堀ちえみ本人のみならず、ファンのコメントに対して攻撃するというさらに厄介な行為に及んでいる。
「お酒を飲みに行って、楽しいはずの席で、愚痴や他人の悪口ばかり言っている人って嫌われてしまうでしょう。SNS上でも同じこと。そうした後ろ向きな行為を繰り返すことは、あなたの状況をより悪化させるだけだということを知って欲しいですね」(井上氏)
酒席の愚痴なら翌日になれば忘れてくれるかもしれないが、SNSでの誹謗中傷は消えないということに無自覚なのはもはや罪である。