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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

有吉弘行の“ドS”本領発揮 「脱法TV」でコンプラの「OKとNGの基準が曖昧」と言い放つ

公開日: 更新日:

テレビと本気で闘っているディレクターがいる

 さらに「ワールドカップ決勝でメッシ、入れ墨バリバリですよ。芸人は駄目なの?」「女性の眉アートがずっとつながってたら?」「ちょっとした解釈の違いなんだよ、そっちが言ってるのは」「すぐあ~ダメダメで終わってんじゃない?」「知恵使ってないんじゃない?」と畳みかけた。

 こういう時の有吉は最強だ。ドSの本領発揮というか理路整然と人を追い詰め、喜んでいるようなところがあるから。

 検証したのは「タトゥー芸人」「乳首」「ガチャピン海賊版」「大人のビデオ」の4つ。

 判断は番組独自のコンプライアンス委員会が担当、「作品という観点を加味しても写実的すぎて官能さが許容の範疇を超えたと判断した」という理由が読み上げられた。きちんとした理由がわかれば、こちらも納得できる。有吉はこういうド深夜のトガった企画でこそ光る。

 企画・演出は原田和実ディレクター。いまや絶滅危惧種となったテレビと本気で闘っている数少ないディレクターだ。

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