旧ジャニーズ性加害問題はSMILE-UP.との調停がスタート ブラックボックス化した補償額の算定基準は明らかになるのか

公開日: 更新日:

 旧ジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川氏による連続性加害は、補償額をめぐって当事者の会副代表の石丸志門氏(56)とスマイルアップ社の調停がこのほどはじまった。

 調停はスマイル社からの提案で、同社の提示した補償額1800万円に対し石丸氏が不服を申し立て、折り合いがつかなくなったことを受けての対応であった。

 その第1回となった26日は、さいたま簡易裁判所で調停委員2人と裁判官1人が石丸氏の主張を聴取。スマイル社との直接のやりとりはなく、調停委員が主張内容を伝えると、別室の同社弁護士からは「検討する」の一言だけだったそうだ。

 故ジャニー喜多川氏による性加害では、1000人以上が被害を同社に訴えている。東山紀之社長は「法を超えての救済、補償が必要」と会見でコメントしたが、その後のスマイル社「被害者救済委員会」は補償額の算定基準も明らかにしないまま、その額を申告者に提示しているという。また訴えの「事実確認」で事務所に所属していたかどうかを重視し、一方的に訴えを退けるなどして、疑問や反感の声が多数あがっている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  2. 2

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  3. 3

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  4. 4

    低迷する「べらぼう」は大河歴代ワースト圏内…日曜劇場「キャスター」失速でも数字が伸びないワケ

  5. 5

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  1. 6

    キンプリが「ディズニー公認の王子様」に大抜擢…分裂後も好調の理由は“完璧なシロ”だから 

  2. 7

    河合優実「あんぱん」でも“主役食い”!《リアル北島マヤ》《令和の山口百恵》が朝ドラヒロインになる日

  3. 8

    TBSのGP帯連ドラ「キャスター」永野芽郁と「イグナイト」三山凌輝に“同時スキャンダル”の余波

  4. 9

    永野芽郁&田中圭「終わりなき不倫騒動」で小栗旬社長の限界も露呈…自ら女性スキャンダルの過去

  5. 10

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  2. 2

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  3. 3

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  4. 4

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  5. 5

    オリオールズ菅野智之 トレードでドジャースorカブス入りに現実味…日本人投手欠く両球団が争奪戦へ

  1. 6

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  2. 7

    乃木坂46では癒やし系…五百城茉央の魅力は、切れ味と温かさ共存していること

  3. 8

    初日から無傷の6連勝!伯桜鵬の実力を底上げした「宮城野部屋閉鎖」の恩恵

  4. 9

    新潟県十日町市の“限界集落”に移住したドイツ人建築デザイナーが起こした奇跡

  5. 10

    トランプ大統領“暗殺”に動き出すのか…米FBI元長官「呼びかけ」の波紋