上原多香子「母の日」騒動 夫は大暴れの揚げ句劇団を去る
そもそも上原との結婚、出産について、「誰が何と言おうと、僕は妻と産まれてくる子供を守りたい」とつづっていたコウにすれば、妻と子が関係する炎上は「もしも家族に、他者からの攻撃が降りかかることがあれば全力で僕が盾になる」と宣言していた、まさにその事態そのものだったのかもしれない。
しかし、勇ましく大見えを切って舞台に上がったものの、場のコントロールができないばかりか、事態収拾のシナリオを描くことすらできずにいる。感情的になって大暴れし、いたずらに状況を悪化させているだけで、「こちら側の正義や大義名分」がさっぱり伝わってこないので、周囲が助け舟を出すタイミングもまるで見えてこない。
これでは脚本家としても演出家としても、舞台を任せるには不安があると、炎上での立ち居振る舞いを見て断じられた可能性もある。叱るべきは責め、謝るべきは頭を下げ、場を鎮めることができないのでは、それも仕方ない。(つづく)