花粉症の鼻水 確実に止めるなら「市販薬」より「処方薬」

公開日: 更新日:

 むろん、花粉を吸い込まなければ鼻水は出ないが、これは無理。ならば街中で買える、市販薬で済ませればいいのか、といえばそうではない。

■市販薬を使い続けると薬剤性鼻炎になることも

「市販の点鼻薬には、血管収縮剤が含まれているものが多く、使い始めは花粉で腫れ上がった鼻の粘膜を収縮するので、鼻づまりを強力に解消します。しかし、1カ月以上連用すると、反対に鼻の粘膜がより腫れてきて、鼻づまりがひどくなります。それでも続けていくと中毒状態になってしまう。これを薬剤性鼻炎といいます。この系統の薬は街中の薬局だけでなく、ネット薬局でも買えます。薬剤師さんに問い合わせて買う慎重さが必要です」

 ならば、病院に行き、医師が出す処方薬をもらうのが確実だが、いきなり効き目の強い薬を服用するのは禁物だ。

「基本的に強い薬は眠気を誘うので避けた方がいい。高齢者は前立腺や緑内障に影響を与える可能性もありますし、鼻水は止まったが眠くて仕事に支障が出るのでは何のための鼻水止めかわかりません。“昨年効いた薬だから”といって、大量に処方してもらうのもやめた方がいい。体の中は日々変わっていて、いつまでもその薬が効くとは限らないからです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末