花粉症の鼻水 確実に止めるなら「市販薬」より「処方薬」

公開日: 更新日:

 では、どんなやり方がいいのか?

「病院では必ず“昨年は何を飲んでいましたか?”と聞かれるはずです。それを基準にして患者さんの状態を見て強めの薬にするか弱めにするのか決めます。まずはそれを2週間程度使ってみることです。そうすることで、その時点で自分に合った薬が見つかるはずです」

 鼻水止めの薬を病院で初めて手にする人はどうすればいいのか?

「患者さんの状態、体調、花粉の飛散量にもよりますが、一般的には眠気のない薬から始め、それが効かなければ種類を変えて、処方していきます。たとえば、1日1回のロラタジン(一般名、商品名クラリチン)や1日2回のフェキソフェナジン(一般名、商品名アレグラ)が眠くなりにくい薬の代表選手です。ベポタスチン(一般名、商品名タリオン)、セチリジン塩酸塩(一般名、商品名ジルテック)、オロバタジン塩酸塩(一般名、商品名アレロック)なども第2世代抗ヒスタミン薬で眠気は市販薬よりも少ないとされています。それでも効き目がないようなら、ステロイドの入った点鼻薬を併用するか、ステロイドが配合されている内服剤のベタメタゾン・d―クロルフェニラミンマレイン酸塩錠(一般名、商品名セレスタミン)を使っていくことになります」

 花粉症の鼻水は長く放っておくと、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)になることもある。確実に止めたいものだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる