日本水泳連盟理事 萩原智子さん(35)子宮内膜症
結局、五輪には出場できませんでしたが、水泳ととことん向き合うことができました。それから3年以内に長男を授かりましたし、月経痛もなくなって信頼できる先生にも出会えました。本当によかったと思っています。
ただ、子宮内膜症は月経がある限り再発する可能性があるので、定期的な検診が必要です。婦人科受診は、なんとなくハードルが高い。でも、それは大きな間違い。自分の体のメンテナンスは大事にしてほしいです。「20歳になったら婦人科!」って言いたいくらいです。
▽はぎわら・ともこ 1980年、山梨県生まれ。00年シドニー五輪の200メートル背泳ぎで4位入賞。04年現役引退し、06年に結婚した。09年に復帰してロンドン五輪を目指すが、出場はかなわず12年に現役を退く。現在、日本水泳連盟理事を務める傍ら、水泳指導とともに水の大切さを知る「水の教育」に尽力している。