俳優・石倉三郎さん(69)痛風
こうして歩いて体を戻したのも、すべてはウマい酒を飲むため。飯は基本1日1食。腹が減ったら食べる。食事に制限はないね。食べたいものは食べるし、好き嫌いもない。ただ、撮影で昼飯が遅くなると、その後の酒のために食べないこともあるかな。
■18時間半飲んでも二日酔いなし
酒は、毎晩ビール2~3本に焼酎か日本酒が3~4合。飲むとなったら夕方6時から朝の6時まで飲むから、日本酒を1~2升空けることもありますよ。今年の正月、昼の3時から飲み始めて朝の9時半まで、18時間半も飲んだ。それでも二日酔いにならないから、元気過ぎて自分が怖くなってね。さすがに翌日は断酒したよ。
「60歳すぎたら体にガタがくる」なんていわれているけど、俺は何も変わらないね。69歳なんて戸籍上の年だし、あと何年生きられるか怯えるように年を数えるのも意味がわからない。70歳になって変化があったら、「古希」というやつはやっぱりすごい、とでも言うのかもなあ。
▽いしくら・さぶろう 1946年、香川県生まれ。21歳で東映に入社。レオナルド熊とのコンビ、コント・レオナルド等を経て、NHK連続テレビ小説、「下町ロケット」などに出演。役者人生50周年、初主演映画「つむぐもの」が有楽町スバル座ほか全国順次公開中。