元横綱・芝田山康さん(53) 睡眠時無呼吸症候群

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 食事制限で体重コントロールがうまくできなかったのも、この病気が一因でした。「弟子の私がそれを説明するよりは……」と思い、師匠の知り合いの医師と担当医から、酸素と脂肪の関係や心臓への負担、深夜のトイレの原因、CPAPの有効性などを師匠に説明してもらったんです。その帰りの車の中で、やっと師匠は「おまえは病気だったんだな」と言ってくれました。

 いびきがひどく、首が太くて見えないような人は、一度は検査した方がいいと思いますよ。鼻孔を広げるテープなどは意味ありません。問題は喉の奥の気道なんです。

▽しばたやま・やすし 1962年、北海道生まれ。15歳で花籠部屋に入門、16歳で初土俵を踏む。独立した放駒部屋に移り、19歳で十両に昇進。22歳で大関、24歳で第62代横綱となる。28歳で引退後、芝田山を襲名。99年に芝田山部屋を創設。大の甘党として知られ「スイーツ親方」の愛称もある。

【連載】独白 愉快な“病人”たち

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