西山麗さんは大動脈弁狭窄・閉鎖不全症 14歳で最初の手術

公開日: 更新日:

 でも、それから数カ月たった今、チームに合流して遠征しています。まだ試合には出られないものの、やっぱり続けることを選びました。“この自分にしか伝えられないことがある”と思えるようになったからです。病気の子供たちに希望を与えたい――。その原点に戻って、体がもつ限りチャレンジし続けようと今は思っています。

 現役続行を母親に電話すると、「そう言い出すんじゃないかって、お父さんと話してたのよ」と言われ、親はすごいなと思いました。私もいつか子供が欲しいです。でも、その前に結婚ですね(笑い)。

▽にしやま・れい 1984年神奈川県生まれ。5歳で大動脈弁狭窄・閉鎖不全症と診断され、14歳で生体弁置換手術を受ける。中学からソフトボールを始めると、高校でも目覚ましい活躍を見せ、日立ソフトウェアに入社。08年北京五輪のソフトボールで金メダルを獲得。16年から豊田自動織機「シャイニングベガ」でコーチ兼選手として活躍している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上智大は合格者の最大40%も…2021年から急増した「補欠合格」の現状

  2. 2

    慶応幼稚舎の願書備考欄に「親族が出身者」と書くメリットは? 縁故入学が横行していた過去の例

  3. 3

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  4. 4

    赤西仁と田口淳之介が始動…解散した「KAT-TUN」元メンバーたちのその後

  5. 5

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  1. 6

    人間の脳内のマイクロプラスチック量は「使い捨てスプーン」サイズ…8年前より1.5倍に増えていた

  2. 7

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  3. 8

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  4. 9

    トランプ大統領が大慌て…米国債の「金利急上昇」は何が大問題だったのか?

  5. 10

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”