気づかぬ間に腎機能に障害も…頻尿よりも怖い残尿の悩み

公開日: 更新日:

 いつごろからか湧き上がる頻尿の悩み。しかし、怖いのは頻尿より残尿だという。

「昨晩も何回もトイレで目が覚めたよ」「俺なんて、そんなのしょっちゅう」「年取ったら頻尿は仕方ない」――。こんな会話を交わしたことはないだろうか? 

 中高年が気にする頻尿だが、それに「待った」をかけるのが、「前立腺がんは怖くない」などの著書がある東京慈恵会医科大学泌尿器科主任教授の頴川晋医師。

「回数という分かりやすい指標があるため『頻尿』を気にされる方は多いのですが、もっと注意しなければならないのは『残尿』。泌尿器科医の合言葉には『残尿は危険』というものがあるのです」

■「頻尿」と思い込んでいるのは……

 膀胱の筋肉が弱ったり、前立腺肥大の症状のひとつとして起こる残尿は、頻尿と異なり気がつきにくい。

 膀胱に200ミリリットルの尿がたまって尿意をもよおすとすると、何らかの原因で150ミリリットルしか出なければ、残りの50ミリリットルが膀胱に残っているので残尿感が生じる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ