重大病発症の要因にも…「冬の便秘」放置はこんなに危険

公開日: 更新日:

 高齢になると、活動量が減ったり、腸の動きが衰えたりして便秘が増える。たかが便秘と侮るなかれ。とりわけ冬に便秘を放置していると、命に関わる危険がある。

 日本内科学会は、「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」を便秘と定義している。日本消化器病学会は、「排便が数日に1回程度に減少し、排便間隔が不規則で便の水分含有量が低下している状態(硬便)を指す」としている。いずれにせよ、高齢になるとポピュラーな症状で、65歳以上の約半数は、便秘改善薬や下剤を使っているといわれている。

心筋梗塞脳卒中につながる

 スムーズに大便が排出されないとお腹が張り、それだけでも苦しいが、つらいだけではなく命に関わる場合もある。甘く見てはいけない。

 便秘の人は、脳梗塞、脳卒中、心筋梗塞といった重大病の発症リスクが上昇することが分かっている。鹿児島赤十字病院の研究報告では、便秘の男性は便秘のない男性よりも心血管イベントのリスクが高いという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  2. 2

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

  3. 3

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  4. 4

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    だから高市早苗は嫌われる…石破自民に「減税しないのはアホ」と皮肉批判で“後ろから撃つ女”の本領発揮

  2. 7

    中居正広氏vsフジテレビは法廷闘争で当事者が対峙の可能性も…紀藤正樹弁護士に聞いた

  3. 8

    ユニクロ女子陸上競技部の要職に就任 青学大・原晋監督が日刊ゲンダイに語った「野望」

  4. 9

    吉岡里帆&小芝風花の電撃移籍で様変わりした芸能プロ事情…若手女優を引きつける“お金”以外の魅力

  5. 10

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及