【早発閉経の不妊】卵巣に残る原始卵胞を活性化させる

公開日: 更新日:

 手術で摘出した卵巣の余った部分は、凍結保存しておけば再度治療に使える。2人目、3人目の子供が欲しい場合や、未婚で将来、子供が欲しい人なども卵巣を凍結保存しておけば、原始卵胞は半永久的に保存できるという。

「早発閉経は発症前に『生理不順』の前触れがあることが多いです。将来、妊娠を望む女性で生理不順があれば、医療機関で『抗ミュラー管ホルモン』を測定(採血)して、卵巣の状態を確かめることをお勧めします。原始卵胞は時間がたつほど減ってしまいます。早発閉経の疑いがあれば事前に卵巣や卵子を凍結保存する対策が取れます」

 卵胞活性化療法の費用は患者の状態などによって大きく違うので一概にいえないが、海外で卵子提供してもらうよりはるかに安いという。

■データ

(財)聖マリアンナ会東横病院を母体として1971年に創立された同大の病院。
◆生殖内分泌外来のスタッフ数=常勤医師7人
◆生殖内分泌外来の年間初診患者数=160~170人
◆卵胞活性化療法の実施数(2011年~)=約150件

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”