ストレスや不眠が改善 日本でもサプリで取れる合法“大麻”

公開日: 更新日:

 前出の佐藤教授によれば、人間を含む脊椎動物には身体調節機能を担うECS(エンドカンナビノイドシステム)が備わっていて、全身の恒常性を保つための重要な働きを担っている。これが十分に働かないと、さまざまな身体機能の不調が起こる。

 CBDには、ECSを活性化し、全身の恒常性を回復させる作用があり、結果的に病気や不調が改善する可能性があるそうだ。

「分かりやすいのは、神経バランスを整えることによる疼痛、神経不安、ストレスの改善です。CBDを飲むと、眠りの質が良くなったと答える人が多い。夜中にトイレで何度も起きる、不安で眠れない、眠りが浅いなどが改善されます。CBDは体内の物質(アナンダミドと2―AG)と近い性質を持っているので、体への害はありません」(佐藤均教授)

 日本の大麻取締法では、大麻草のうち成熟した茎と種を原材料にしているものは合法。これら由来のCBDのサプリメントなら日本でも問題ない。なお米国で販売されているCBD関連商品には、茎と種以外から抽出したCBDが含まれていたり、違法な物質であるTHCが若干含まれていたりするので要注意! 日本では正規輸入・販売されているものを選ぶべしだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  4. 4

    「(菊池雄星を)高1で超えてやる」 天性の負けず嫌いが花巻東に進学した“本当の理由”

  5. 5

    斎藤元彦知事&代理人弁護士「時間差会見」のあざとさ…二人揃ってPR会社美人社長をバッサリ切り捨て

  1. 6

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 7

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  5. 10

    斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”