著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

セックスしていないのに性感染症…自覚していない人も多い

公開日: 更新日:

 厄介なのは、自覚症状に乏しい性感染症が多いこと。特に女性は症状が出にくく、世界的に最も多い性感染症クラミジアでは、女性の7割が無症状ともいわれています。症状があっても、おりものや不正出血だと、婦人科受診を恥ずかしがる女性もいますから、病院に行かずに何とかできないかと考えてしまうかも……。

 男性側が排尿痛や尿道のかゆみ、尿道からの分泌物に気付き、ひとりで黙って病院で性感染症の治療を受けても、妻などのセックスパートナーが無治療であれば、病原菌のキャッチボールを続けることになります。だから、治療は必ずセックスパートナーと2人で! 「浮気がバレると怒られるから」なんて言っている場合じゃありませんよ。治療をきちんと受けなければ、病原菌を拡散してしまうことにもなりますし、女性では不妊症を、男性では前立腺炎などを起こしやすくなります。

 さて、この性感染症ですが、実は女性の性交痛が発見のきっかけになることもあるのです。性交痛があれば、特に身に覚えがある場合は、性感染症も疑った方がいいかもしれません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    美川憲一「もういいわ」和田アキ子「ありえない」…切り捨てた重鎮に見捨てられたNHK紅白の末路

  2. 2

    「重圧は言い訳にならない」とバッサリ、体操界レジェンド池谷幸雄氏が語る「エース不在」の影響

  3. 3

    オリンピアンの大甘同情論に透ける「特権意識」…血税注ぎ込まれているだけに厳罰必至の当然

  4. 4

    悠仁さまが“定員3人”の狭き門・筑波大AC入試も余裕でクリアできるワケ…9月初めにも明らかに?

  5. 5

    体操界は飲酒喫煙「常態化」の衝撃…かつてスポンサー企業もブチギレていた!

  1. 6

    パリ五輪辞退の宮田笙子は再起できるのか…境遇が重ねられるバトミントン桃田賢斗はその後

  2. 7

    ひっそりと存在消された NHK“車上不倫”人気アナカップル

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    美川憲一がジャニー氏性加害問題に言及した重み…“オネエキャラ”転身までの苦難の道のり

  5. 10

    スピードワゴン小沢一敬は松本人志と一蓮托生で復帰不可能か…幸せの骨頂の相方とは絶望的格差