在宅勤務で腰痛がつらい…「仕事環境別」こうして軽減する

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パソコンモニターの位置を工夫する

■ソファに座っている場合

 お尻も背中もクッションに沈み込むソファは、腰痛を悪化させる。ソファに座って長時間デスクワークをするなら、ソファの縁を壁代わりにして、ソファと背中の間に硬いクッションを当てて床に座って仕事を行う(写真B)。

「どうしてもソファで、という場合は、力を抜いても腰が丸まらないように、硬めのクッションを背中に当ててください」

■パソコンのモニターの高さが適切でない場合

 在宅勤務で腰痛がひどくなる原因には、モニターの高さが適切でないことも挙げられる。ソファに座っての仕事が腰痛を悪化させやすいのは、お尻や背中がソファのクッションに沈み込んで背筋が丸まりやすいこともあるが、加えて、膝にパソコンを置いて作業するため目線が下がり、より背筋が丸まってしまうことも関係している。

「腰痛を起こしにくい理想的なモニターの位置は、骨盤を起立させて座ったとき、腕をだらりと下げて肘を曲げたところにキーボードがあり、目線はモニターの真ん中、または、中心から少し上あたりの画面になります」

 デスクトップ型パソコンで、モニターの位置が低いなら、その下に台を置いて高さを調整する。問題は、ノート型パソコンだ。

「ノート型パソコンを机の上に置いて仕事を行うと、どうしても目線の位置が低くなり、背筋が丸まりやすく、腰痛を悪化させてしまう。可能であれば、ノートパソコンの下に資料などを入れる台をおき、別売りのキーボードをインターネットなどで購入。USBなどでつなぐ方法です。要は、ノートパソコンのモニターだけを使用するのです」

「別売りのキーボードを使い始めたら腰痛が楽になった」と報告する人もいるという。

■椅子の高さが合わない場合

 一番いい座り方は、足首、膝、股関節がそれぞれ90度になるようにすること。足が床にペタッとつかなければ台を置いて90度になるように調整する。今日も一日仕事が終わった、さあくつろごう……という時も姿勢に注意。「足を投げ出してソファの背もたれにもたれかかる」「腹ばいになったり寝転がって本を読む」などは、腰痛をますます悪化させてしまう。

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