在宅勤務で腰痛がつらい…「仕事環境別」こうして軽減する

公開日: 更新日:

あぐらはOK 横座りはNG

 どうすれば腰痛を軽減できるか? 昨日に続き、腰痛解消のコツを青山一丁目カイロプラクティック院の山口博院長に聞いた。

「在宅勤務で特に気をつけて欲しいのは、ストンと力を抜いても腰が丸まらない姿勢を保てるよう、しっかりした硬めのクッションや枕を椅子の背もたれと腰・骨盤の間に入れること。1時間~1時間半に1回は、簡単なストレッチでいいので背中や腰を動かすこと。さらに、それぞれの環境に合わせて、次の方法が役立ちます」

■床やじゅうたん、畳の上に座ってパソコンをしている場合

「床やじゅうたん、畳の上にじかに座ると、骨盤は大きく後ろへ丸まり、本来S字である背骨がC字になり、首・肩・腰の関節・筋肉にかなりの負荷が加わります。筋肉の力で背筋を伸ばそうとすると、今度は筋肉が疲労します」

 無理なく骨盤が起立し、関節や筋肉に負担をかけないようにするには、硬いクッション、または滑りにくい座布団、またはバスタオルを用意する。

 壁と腰の間に硬いクッションを入れて背もたれのようにするか、座布団やバスタオルをお尻の下(お尻の後方寄りがいいが、自分のベストの位置は人によって違うので、調整する)に入れ、お尻の位置を持ち上げて自然に背筋が伸びるようにする。

「座り方は、座布団の厚みで足に体の重みをかけにくくした正座かあぐらで(写真A)。両足を左右どちらかに投げ出す横座りは、骨盤と背骨が極端にゆがむため絶対に避けてください」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」