高齢者の転倒の要因として、筋力低下、運動速度の低下、バランス障害、視力障害などのほか薬剤の影響なども挙げられるのだが、一般的に転倒予防にもっとも有効なのは運動による筋力、運動機能の維持、強化である。日常的にウオーキング、階段の上り下り、スクワット、ラジオ体操などを心がけることだ。
また筋肉増強にはビタミンDも深くかかわっている。すでに当コラムでも紹介したが、食べ物による摂取はもちろんだが、ビタミンDは人間の体内でも生成される。そのためには太陽の光を浴びることが不可欠。転倒死予防には運動と日光浴をお忘れなく。