せっかく運動したのに効果がない「筋トレロス」何がダメ?

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 自粛生活の影響などで筋力低下を感じている人が増えている。効率良い筋力アップ方法はないものか。

 立命館大学スポーツ健康科学部・後藤一成教授によれば、若者であっても動かなければテキメンに筋力が低下する。オランダで若年男性15人を対象にした研究で、片足を使わない「不活動」の状態で過ごしてもらったところ、わずか7日間で大腿部の筋断面積と筋力が低下していた。

 日々の活動量が減り、スポーツジムにも行きにくい昨今を考えると、何らかのトレーニングはやった方がいい。しかし、自己流のトレーニングにはリスクが潜む。

「トレーニングでは疲労が生じますが、食事睡眠、休息で筋肉内のタンパク合成が促進され、筋グリコーゲン量が回復します。しかし回復が不十分になるとオーバーリーチングという疲労の蓄積に陥り、トレーニング効果を低下させます」(後藤教授=以下同)

■休息日は必要か?

 スペインの研究では若年男性を対象に自転車を全力でこぐトレーニングを行った。

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