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池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

「腎」を強化して血行を促進するイワシとニラで腰痛を改善

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 なんだかいつも気になる腰の痛み。一段と募る寒さ、そして年末の大掃除で腰痛が悪化しがちなこの季節、体の中からしっかりサポートしましょう。

 中医学では「腰は腎の府(容器)」といわれ、「腎」と呼ばれる臓器との関係が深いとされています。腎は老化をつかさどり、骨や髄とも関わる臓器です。そのため腎が弱ると、腰痛、腰が重だるい、足腰に力が入らない、骨が折れやすくなるといった「下半身の老化」が一気に加速します。

 長時間の立ち仕事、また逆に長時間座ったまま仕事をしている人や、車を運転する機会が多い人は、特に腎が衰えやすく腰痛を引き起こしがちなので、腎を強化する食材を取り入れることが大切です。また、ぎっくり腰の場合は血の巡りをよくする食材を取り入れましょう。

 おすすめはイワシ。腎の働きを高めて足腰を強化します。腰痛が気になるなら、即食べる「イワシップ」で対策を!

 野菜では「ニラ」が効果大。腎をパワーアップして腰の痛みを和らげます。ニラは別名を「起陽草」ともいうほど体を温める効果が高い野菜です。冬の腰痛対策として、積極的に取り入れましょう。この2つの食材は血行を促進する働きが高いので、ぎっくり腰の早期回復にも役立ちます。

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