アトピー性皮膚炎の治療は新しい選択肢が増えてきている
また、別の作用機序で炎症性サイトカインを抑制するPDE4阻害薬に属する「オテズラ錠」という飲み薬は、同じく皮膚に炎症を起こす乾癬の治療に用いられていて、アトピー性皮膚炎についても効果と安全性を検証中です。また同じPDE4阻害薬の塗り薬「ジファミラスト」は昨年9月に承認申請されています。
もちろん、従来のステロイドなど外用薬による治療を正しく行うことが最重要ですが、アトピー性皮膚炎にはこうした新しい治療選択肢が出てきています。慢性疾患であり長く苦しんでいる人も多い病気のひとつですので、今後も新しい治療薬が開発されることが望まれます。