森永卓郎さんは糖尿病を克服 12年前は「足が象の脚のようにパンパンに腫れて…」

公開日: 更新日:

 そういう暮らしをしていると、食べていないと起きていられません。起きた瞬間から食べて、甘い炭酸飲料を飲む。1日に6~7食も食べるので、とてつもないカロリー摂取量です。おまけに運動するヒマもない。

 その矛盾が一気に噴き出したのが09年の暮れでした。

 右脚がかゆくなってボリボリかいていたら、しばらくしてその脚が象の脚のようにパンパンに腫れたのです。歩けなくなってしまったので夜中に病院に行ったら、「雑菌で化膿している」と言われ、抗生物質を打たれました。さらに医者から「普通ならこんなに化膿しない。免疫力が落ちているかもしれない」と指摘され、糖尿病の検査をするように指導を受けました。でも、当時の私はギチギチに仕事を入れていたので時間がなかなかとれません。

 奇跡的だったのが、近所にオープンしたてのクリニックがあったこと。今では予約でいっぱいですが、当時はガラガラで、院長が私のメチャクチャなスケジュールの隙間に合わせて診察してくれたのです。

 そのときのHbA1c(血中ヘモグロビン濃度)は11.4%でした。一般に7%で要治療、8%以上は障害が出るレベルなので、これはとんでもない数値です。眼底検査をしたらかなり出血していて、「あすにでも失明しますよ」と告げられました。「60歳を生きて迎えることが想像できない」と言われたのはその時です。「やばいな」と思いました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」