著者のコラム一覧
新井平伊順天堂大学医学部名誉教授

1984年、順天堂大学大学院医学研究科修了。東京都精神医学総合研究所精神薬理部門主任研究員、順天堂大学医学部講師、順天堂大学大学院医学研究科精神・行動科学教授を経て、2019年からアルツクリニック東京院長。順天堂大学医学部名誉教授。アルツハイマー病の基礎と研究を中心とした老年精神医学が専門。日本老年精神医学会前理事長。1999年、当時日本で唯一の「若年性アルツハイマー病専門外来」を開設。2019年、世界に先駆けてアミロイドPET検査を含む「健脳ドック」を導入した。著書に「脳寿命を延ばす 認知症にならない18の方法」(文春新書)など。

一度で三度楽しめる「旅行」は脳の健康維持にも効果的

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 気分を盛り上げるために、出かける先の土地に関連した書物を読んだり、映画を見たりするのもいいですね。それらをもとに、現地であれしよう、これしよう、と考えるのは楽しいものです。

 旅行自体は、予定を綿密に立てるのもよし、気持ちの赴くままに足を向けるのでもよし。いずれにしろ、旅行先で目にした景色、触れ合った人は、脳に刺激を与えるでしょう。

 旅先では、どんなに歩くのが好きじゃない人だって、確実に平時よりは体を動かすはずです。神社仏閣を見るにしたって、風光明媚な観光地をめぐるにしたって、歩かないといけませんから。体を動かせばお腹もすきます。現地でおいしいものをたくさんいただきます。

 写真もぜひたくさん撮っていただきたい。風景写真、同行者との写真、料理の写真など。そして旅行から戻ってきたら、写真を見ながら、思い出を振り返る。旅行は、行く前、行っている最中、戻ってきてからと、一度で三度楽しめる要素があるのです。

■意欲が活発化

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