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堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

健康のための万能薬「マイオカイン」はスクワットで増やす

公開日: 更新日:

 厳しい寒さが続きますが、もう少しすれば待ち望んだ春が訪れます。春になると外に出かけたくなりますし、新しいことを始めたいという気持ちも芽生えてくるでしょう。そのためにも健康な体が不可欠となるわけですが、この時期に健康診断を受ける方も多いのではないでしょうか。

 年々、体力の衰えを感じ、物忘れもひどくなり、集中力も続かない……どんどん老化を身に染みて感じてしまうだけに、健康診断の結果が怖い──。その気持ち、とてもわかります。

「健康のための万能薬はないものか?」、思わずそんな夢みたいなことをつぶやいてしまいそうになりますが、もしかしたら今後、そういった可能性を秘めているかもしれないといわれているのが、「マイオカイン」です。

 マイオカインとは、ギリシャ語のmyo(筋)とkine(作動物質)を組み合わせて作られた造語で、コペンハーゲン大学のペダーセンが名付けた、運動したときに筋肉から作られる物質のことです。

 聞き慣れない方も多いと思いますが、マイオカインはアメリカ国立老化研究所やルイジアナ州立大学など多くの機関が研究を行っていて、うつや不安の抑制、糖尿病認知症脳卒中動脈硬化、心疾患、エイジングなど、さまざまな生理機能に影響を与える可能性のある物質として、国内外で大注目を集めている物質です。

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