著者のコラム一覧
田中智子「うぐいすヘルスケア株式会社」代表取締役

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

あの男性が寡黙なのはもしかしたら聞こえが悪いのが原因かも

公開日: 更新日:

 あなたは1日のうち、どれぐらい人と会話していますか?

 国立国語研究所が「大規模日常会話コーパスに基づく話し言葉の多角的研究」(2016年4月~2022年3月)内で、「一日の会話行動に関する調査報告」を上げています。

 それによると、1日の平均会話時間は6.2時間。1日24時間のうち睡眠が8時間で、起きている時間を16時間とすると、約40%は会話していることになります。

 思っているよりも多くありませんか? 起きている時間の4割もの時間が、聞こえの調子が悪く、大変難儀するものだったら、他人とのコミュニケーションを減らし、社会そのものとの交流や参加が減少していくのも当然のことです。

 ですから日頃から物静かな高齢男性の中には、ひょっとしてそんな理由で寡黙を通している方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

 先日、奥さまと2人暮らしの70代の男性が、奥さまと息子さんと3人でご来店されました。

 1年ほど前から聴力が落ちたため、通販で1万円ほどの集音器を購入。でも雑音がうるさくていつしか使わなくなってしまったとのことでした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ