料理好きな認知症患者…火事を防ぐために何ができるのか
それでも留守中の火事が不安であれば、1カ月5000円程度で利用できる警備会社の「高齢者見守りサービス」を利用するのもいいでしょう。部屋に取り付けたセンサーが火災を感知して、周囲に知らせたり、警備員が駆け付けてくれます。ただし、プライバシーの問題もあるので、認知症の方に相談し了承を得た上で開始しましょう。
▽繁田雅弘(しげた・まさひろ) 1983年東京慈恵会医科大学卒業後、同精神医学講座所属、92年スウェーデン・カロリンスカ研究所、95年東京慈恵会医科大学精神医学講座講師、2003年東京都立保健科学大学精神医学教授、05年首都大学東京健康福祉学部学部長、06年首都大学東京大学院人間健康科学研究科研究科長、11年首都大学東京副学長を務めたのち、17年から東京慈恵会医科大学精神医学講座教授を務める。