痛みで立てない90代女性 高齢だから手術はできないと言われたが…
「骨はけっこうしっかりしていた方でしたが、年のせいもあり、もろくなっていると思います。ただよく転んだりしましたが、骨を折るようなことはなかったです」(患者さん)
診断の結果は、椎間板が狭小化し脊柱管狭窄をきたしている椎間板変性症。後日、老化や損傷した椎間板を細い針でゲルを注入して修復する治療法を日帰りで実施しました。術後に痛み止めと、感染予防のための抗生剤を処方し、体調変化が出た場合は来院していただくようにお伝えし、その日に帰宅していただきました。
「右の腰の下のほうが少し痛い。親指に痛みとしびれがあります。でも良くなっている気がします」
1週間後、患者さん自ら電話がありました。そして1カ月後には息子さんから痛みなどは消えたとの報告。さらに3カ月を経過した時には排尿の調子も良くなり尿カテーテルを外すこともできて大変喜ばれておりました。
「おかげさまでとても元気で、最近は毎日少しずつ歩いています。尿チューブも引き続き取れた状態で。周りのみんなにも驚かれて(笑)。夜間トイレにも1人で行けるようになりました」(患者さん)