階段から落ちて腰を強打…日に日に痛みが増し歩行困難に
この方の場合、盲腸、そして腎臓移植のドナーとなっての左腎臓の摘出と手術の経験があり、ある程度は手術慣れしていたために、簡単なセルゲル法には大変驚かれ、喜ばれていたのが印象的でした。
術後1週間後には痛みはかなり消え、歩く速度も速くなったといい、1カ月後には以前はできなかった腰を伸ばすことも、ふくらはぎの圧迫感もなくなったとのことですが、それでも3カ月経ったあたりでも痛みがあるといいます。ただ、問題なく歩けるようになったことは、実感されていました。リハビリテーション専門病院へ紹介をし、しばらく集中してリハビリを受けてもらうことに。
半年後には30~40分の歩行は可能となり、これまであったように足を引きずることもなくなったといいます。ですが相変わらず時々痛くなることもある。この残存している症状は、椎間板以外の要素、例えば精神的な場合や臓器の状態の影響などさまざまなことが考えられるため、引き続きのリハビリを強く勧めたのでした。
それから半年後も、やはり痛みが出現し、湿布をすると楽になるといいます。ただ、連続歩行では40分以上もできるようになったとのことです。その代わり足のふくらはぎや付け根(臀部側)が30分~1時間以上は痛くなることもあるといいます。やはり引き続き椎間板以外の症状が残存しているため、リハビリの継続をお願いしたのでした。