(1)40年間24時間測定し導き出した…血圧を下げる「ちょっとした習慣」8つ
「減塩と運動はセット」と先述したが、血圧を下げるには有酸素運動がベスト。ウオーキング、ジョギング、水中歩行、自転車こぎ、などだ。「有酸素運動を取り入れる」が習慣その4。“運動”と言っているものの、「職場から遠い店へランチに行く」「車を使わず歩いて移動」など、自分ができるやり方を選ぶ。なお、バーベルを持ち上げるような無酸素運動は、瞬間的に力むため筋肉の緊張が高まって交感神経を刺激し、一時的に血圧を上昇させるので避けた方がいい。
アロマというと、馴染みのある人とそうでない人にキッパリ分かれそうだ。しかしもし馴染みがなくても、血圧低下のために「ラベンダーのアロマをティッシュに垂らし、枕元に置く」を習慣その5にしてはどうか?
「代表的なアロマであるラベンダーの香りが副交感神経を刺激し、血圧を下げると、神経を流れる電流や脳波を測定する研究で証明されています」
習慣その6は、「減塩食は朝食で取る」。
「時間医学の立場からすると、朝方にアルドステロンという血圧を上げるホルモンが多く分泌されます。このホルモンは体内に塩分をため込む働きがあり、塩分を多く取るとすぐに血圧が上昇してしまう。そのため朝は塩分少なめがいい」