地震で部屋が散乱…“正しい片づけ方”を危機管理のプロ指南

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 震度7の大揺れで生活がガタガタになった北海道は、少しずつ日常生活を取り戻している。復旧は何よりだが、地震で部屋がメチャクチャになったときは、片付け方にコツがあるのをご存じか。実は、片付け方を誤ると、ケガをしたり、最悪の場合、命の危険もあるというのだ。危機管理アドバイザーで、「kipuka」代表の早川大(はじめ)氏に詳しく聞いた。

「例えば本棚が倒れたとき、本が棚に中途半端に残ったまま立てようとすると、残った本が飛び出してきて危ない。いったん外に全部出すのがコツ。その後、棚を戻すなら、余震に備えて必ず固定することです」

 簡単な固定の仕方は、本棚と床の間の手前側に折りたたんだ新聞紙(朝刊1日分)を差し込むこと。壁側に少し傾くことで、前に倒れにくくなるという。背の高い棚には応用できる。

「棚の上部と天井の間に突っ張り棒を入れて固定する場合、点ではなく、なるべく面で支えるように天井に薄い板をあてるといい。でも、一番のおすすめはL字形の金具。棚の天板と壁にあててネジで固定するのです」

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