公明党・斉藤国交相に有権者買収疑惑 岸田首相“お膝元”広島3区に激震
10月の衆院選で当選した公明党の斉藤鉄夫国土交通相(広島3区)に有権者買収疑惑が浮上した。文春オンラインが24日、報じた。
問題となっているのは、斉藤国交相が選挙期間中の10月22日に広島市のホテルで開いた演説会。「広島県トラック協会」の関連団体「広ト協政策研究会」が、演説会に出席した協会員に旅費名目で現金を支払っていたことが判明した。文春オンラインによると、1人あたり約5000円が支払われたという。
協会は「斉藤事務所から支払いの依頼があったわけではない」「選挙活動や特別な目的ではない」などと説明。斉藤国交相も「一切知らないところで起こったこと」と関与を否定し、閣僚としての責任については「職を続けることでクリーンな政治を進める。職責を果たしたい」と続投の意思を示した。
岸田首相のお膝元で沸き起こった買収疑惑は、選挙期間中に岸田首相が応援に入った自民党の国光文乃衆院議員(茨城6区)の演説会で、茨城県トラック協会の関連団体が参加者に日当を払っていた構図とソックリ。全国規模で同様の買収が横行しているんじゃないか。