安倍派裏金事件元旦から永田町騒然! 特捜部の関心は森元首相の「中抜きスキーム関与」ともっぱら

公開日: 更新日:

 岸田自民にとっては、全くめでたくない新年の幕開けとなった。

 自民党の「清和会(安倍派)」のパーティー裏金事件を巡って、東京地検特捜部は正月休みを返上して捜査を続行。派閥幹部を続々と聴取している。注目は、清和会の元会長・森喜朗元首相の関与の有無について確認を進めていることだ。産経新聞が元日に〈森元首相の関与有無 解明へ〉と報じ、永田町が騒然としている。

「聴取された議員によると、特捜部は議員本人よりも森さんに関心があるような聞きぶりだったそうです。『森さんとのご関係は』『森さんは派閥の意思決定に関わっているのか』などと、散々聞いてきたといいます。1998年に清和会会長に就任した森さんが、長年続く裏金化スキームにどう関与してきたのかを確認している可能性がある。また、2022年5月、派閥側が販売ノルマ超過分のキックバック中止を通達したのに、夏に撤回したことについても、森さんが派閥幹部から相談を受けたのかどうかも気になっているようです。一部週刊誌では、森さん自身が議員側からキックバック分の“上納”を受けていた疑いも報じられている。いずれにせよ、特捜部は森さんが裏金化スキームを知り得る立場にあったと睨んでいるのでしょう」(官邸事情通)

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  2. 2

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  3. 3

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  4. 4

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  5. 5

    オリオールズ菅野智之 トレードでドジャースorカブス入りに現実味…日本人投手欠く両球団が争奪戦へ

  1. 6

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  2. 7

    乃木坂46では癒やし系…五百城茉央の魅力は、切れ味と温かさ共存していること

  3. 8

    初日から無傷の6連勝!伯桜鵬の実力を底上げした「宮城野部屋閉鎖」の恩恵

  4. 9

    新潟県十日町市の“限界集落”に移住したドイツ人建築デザイナーが起こした奇跡

  5. 10

    トランプ大統領“暗殺”に動き出すのか…米FBI元長官「呼びかけ」の波紋