「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

公開日: 更新日:

 フル装備の機動隊を従えてのガサ入れだったが、どこか違和感が……。

 警視庁捜査2課は13日、公選法違反(選挙の自由妨害)の疑いで、政治団体「つばさの党」の事務所などを家宅捜索した。厳戒態勢が敷かれていたのだが、機動隊員の顔をよく見ると、なんだかおとなしそうな容貌。

 昭和の時代、機動隊は学生運動や日本赤軍などと対峙し、殺伐とした現場を渡り歩いていた。そのためか、当時の写真を見ると、どこかゴツく、汗臭そうなイメージがある。それと比較すると、現代の機動隊員はどうも弱々しく見えてしまう。

 かつては精鋭が選ばれていたであろう機動隊員。近年は警察官のなり手不足が叫ばれており、人員に余裕がなく寄せ集め集団になってしまっているのだろうか。実際、全国の警察採用試験の受験者数は2013年の11万635人から、22年の5万8329人と、約10年間で半減。中でも、栃木県警の応募者数は16年度に2574人だったが、22年度には501人。6年間で5分の1に激減している。

■2018年には62年ぶりにリニューアル

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  2. 2

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  3. 3

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  4. 4

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  5. 5

    オリオールズ菅野智之 トレードでドジャースorカブス入りに現実味…日本人投手欠く両球団が争奪戦へ

  1. 6

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  2. 7

    乃木坂46では癒やし系…五百城茉央の魅力は、切れ味と温かさ共存していること

  3. 8

    初日から無傷の6連勝!伯桜鵬の実力を底上げした「宮城野部屋閉鎖」の恩恵

  4. 9

    新潟県十日町市の“限界集落”に移住したドイツ人建築デザイナーが起こした奇跡

  5. 10

    トランプ大統領“暗殺”に動き出すのか…米FBI元長官「呼びかけ」の波紋