逆風の石破自民「重点選挙区40」の波紋…残り5日“守りの選挙戦”で勝てない候補を切り捨てか

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自民党が重点区に定めたとされる選挙区のリストが政界に出回っています。どの選挙区も接戦なのは間違いない。ただ、これまでは、リードされている選挙区も重点区に指定し、テコ入れすることで勝ち星を増やす“攻め”の姿勢が強かったが、今回は、横一線や、ややリードしている選挙区を重点区に指定し、取りこぼしを減らす“守り”の姿勢が見えます。一説には、10ポイント差をつけられている選挙区は諦めた、ともいわれている。接戦なのに“リスト”に載っていなかった選挙区の陣営からは、『見捨てられたのか』との声があがっています」(自民党事情通)

 いずれにしろ、約40ある「接戦選挙区」の行方が、全体の選挙結果を決めることになるのは間違いない。

 ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこう言う。

「勝敗のカギは、投票率です。前回(2021年)小選挙区の投票率は55.93%でした。もし、投票率が50%台後半まで高くなれば、自公を合わせても過半数割れとなる可能性が高い。逆に50%前半まで投票率が下がると、自公は過半数を維持するのではないか。20日までに期日前投票に行った人は、前回選挙の同じ時期と比べて17.56%も減っています。問題は、最終的な投票率がどこまで上がるかです」

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