負債58億円の脱毛サロン「銀座カラー」塚田啓子社長の娘は有名起業家、「無関係」と声明出す騒ぎに
美容脱毛サロン「銀座カラー」の突然の破産が波紋を呼んでいる。運営会社の株式会社エム・シーネットワークスジャパン(港区六本木)は15日、破産手続開始の決定を受けたことをホームページで発表。首都圏を中心に展開していた全30店舗はすでに営業を停止している。信用調査会社「帝国データバンク」によると、負債は債権者約10万人に対して約58億円に上るという。
同社は1993年の設立。施術時間の短さや脱毛の定額通い放題プランなど手軽さで人気を集め、売り上げを伸ばしていた。だが、コロナ禍での営業停止などで収益が悪化し、エステティシャンの相次ぐ退職などで事業が立ちいかなくなったという。
「20年には女優の山本舞香と俳優の小関裕太がイメージキャラクターを務めるなど、宣伝や販促も積極的でした。数万円から数十万円の定額制プランを契約していた顧客からは、施術を受けられなくなっただけでなく、返金もされないという怒りの声が多数聞かれます。そもそもプラン自体がころころ変わるなど、料金体系がブラックボックスだったという声もあがっています。今年は9月に『シースリー』を運営する『ビューティースリー』が80億円の負債で破産するなど、脱毛サロンの倒産が相次いでいます」(経済ジャーナリスト)