自民が裏金議員への聞き取り開始も…《泥棒が泥棒を調べてどうする》《口裏合わせでは》と総ツッコミ

公開日: 更新日:

 派閥から各議員個人への寄付は、それ自体が政治資金規正法違反となる可能性が、重要なのは受け取ったカネを何にいくら使ったのかということ。市民団体が安倍派幹部を所得税法違反(脱税)の疑いがあるとして、東京地検に告発状を提出したのも、裏金が選挙を含む政治活動の目的以外で支出されていれば、「雑所得」として課税対象になるとみているからだ。

 仮に選挙で使っていたとしても公職選挙法違反(買収)の疑いも出てくる。今まで知らぬ存ぜぬを貫き、「適正に処理」などと言っていた議員らが「身内の調査」に正直に答えるのか。

■脱税にならないように口裏合わせのシナリオ作り?

 自民党の裏金事件では、分かっているだけでも100人超の国会議員が関与したにもかかわらず、いずれも「秘書が勝手にやった」「議員本人は知らなかった」というのだが、そんなに偶然が重なるのか。

《壮大なおままごと。自民党のザ・やっているふりショーの始まり》

《脱税にならないように口裏を合わせるためのシナリオ作りが目的》

《第三者がすべての自民党議員を調べる。それ以外に国民の信頼は得られない》

 ネット上で飛び交う世論に岸田首相はどう向き合うのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    早期・希望退職の募集人員は前年の3倍に急増…人材不足というけれど、余剰人員の肩叩きが始まっている

  2. 2

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  3. 3

    迷走続く「マレリ・ホールディングス」再建…金融界の最大の懸念は日産との共倒れ

  4. 4

    大阪万博はやっぱり赤字?1日あたりの入場者は初日を超えられず…開幕1カ月のしょっぱすぎる収支報告

  5. 5

    新浪剛史会長が同友会会見で“号砲”…フジテレビ「CM再開」に前のめり、サントリーにもお家事情

  1. 6

    庶民生活に忍び寄る“円安地獄”の足音…トランプ関税に翻弄され再び「1ドル=150円」も視野に

  2. 7

    急増する大手黒字企業リストラのシビアな背景…2024年「早期・希望退職」1万人超え、前年比3倍に

  3. 8

    「預金金利優遇プラン」のお得度を徹底検証 東京スター銀行は普通預金で最大年0.6%!

  4. 9

    大阪万博GW集客伸びず…アテ外れた吉村府知事ゲッソリ?「素晴らしい」と自賛も表情に滲む疲れ

  5. 10

    値上げラッシュの時代になんと値下げ敢行! BYDの「コスパ逆張り戦略」がハンパない

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  2. 2

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  3. 3

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

  4. 4

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  2. 7

    吉岡里帆&小芝風花の電撃移籍で様変わりした芸能プロ事情…若手女優を引きつける“お金”以外の魅力

  3. 8

    【今僕は倖せです】のジャケットに表れた沢田研二の「性格」と「気分」

  4. 9

    吉田拓郎の功績は「歌声」だけではない イノベーションの数々も別格なのだ

  5. 10

    裏金自民が「11議席増」の仰天予想!東京都議選告示まで1カ月、飛び交う“怪情報”の思惑