迫る史上最高値更新…新NISA高配当銘柄の注意点 “あおぞら銀ショック”が初心者を襲う

公開日: 更新日:

 16日の日経平均株価は一時3万8800円台まで上昇し、1989年12月につけた史上最高値の3万8915円87銭に迫った。今月に入り米ダウ平均株価も最高値を更新していることから、大盛り上がり。年初スタートした新NISA利用者の収益報告がSNSにあふれている。その一方で、出はなをくじかれた投資家もいるという。

 あおぞら銀行は1日、2024年3月期の純損益が黒字予想から赤字見通しになると発表。米国の商業不動産向け融資の追加引き当て、有価証券や債券の損失を計上したためだ。それに伴い、第3四半期末と期末の配当予想を無配に修正したことから、株価は同日、ストップ安まで売られ、足元では、直近高値の3301円から40%ほど下落している。

「新NISAにはつみたて投資枠と成長投資枠がありますが、初めて投資をする人の中には、成長投資枠で高配当銘柄を中心に買い進めている人も少なくありません。中でも四半期ごとに配当が出て、直近の配当利回りが約6%あったあおぞら銀行は専門誌で推奨銘柄として紹介され、人気を集めていました」(証券関係者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  2. 2

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

  3. 3

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  4. 4

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    だから高市早苗は嫌われる…石破自民に「減税しないのはアホ」と皮肉批判で“後ろから撃つ女”の本領発揮

  2. 7

    中居正広氏vsフジテレビは法廷闘争で当事者が対峙の可能性も…紀藤正樹弁護士に聞いた

  3. 8

    ユニクロ女子陸上競技部の要職に就任 青学大・原晋監督が日刊ゲンダイに語った「野望」

  4. 9

    吉岡里帆&小芝風花の電撃移籍で様変わりした芸能プロ事情…若手女優を引きつける“お金”以外の魅力

  5. 10

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及