菅前首相が岸田首相を「裏金事件の責任に触れていない」と痛烈批判も…SNS《おまいう》の案の定

公開日: 更新日:

《フィクサー・スガーリンがついに動き始めた!》といった受け止めがある一方で、《いやいや、所詮は同じ穴の狢でしょ》との冷めた見方も少なくない。自民党菅義偉前首相(75)が23日の文藝春秋のオンライン番組で、9月に予定される党総裁選について言及。複数候補の出馬が不可欠との見方を示しつつ、岸田首相交代の可能性に踏み込んだからだ。

 菅氏は岸田首相の政権運営について「(派閥裏金事件の)責任を取らなかった」と批判。次期衆院選についても「与党で過半数を割るような雰囲気がある」と危機感をあらわにした上で、「首相は(裏金事件への)責任に触れずに来ている。そのことへの不信感は結構多い」と指摘した。

■自民党が立ち上げた政治刷新本部の最高顧問は菅氏

 岸田首相は裏金事件の責任を取っていない――。その通りだが、であるなら菅氏はなぜ、国会開会中に岸田首相に責任を取るよう強く求めなかったのか。裏金事件を受けて自民党が立ち上げた政治刷新本部の最高顧問は他ならぬ菅氏だ。改正法案が可決、成立する前に最高顧問として「ザル法」審議に対して岸田首相に苦言を呈するべきだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    早期・希望退職の募集人員は前年の3倍に急増…人材不足というけれど、余剰人員の肩叩きが始まっている

  2. 2

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  3. 3

    迷走続く「マレリ・ホールディングス」再建…金融界の最大の懸念は日産との共倒れ

  4. 4

    大阪万博はやっぱり赤字?1日あたりの入場者は初日を超えられず…開幕1カ月のしょっぱすぎる収支報告

  5. 5

    新浪剛史会長が同友会会見で“号砲”…フジテレビ「CM再開」に前のめり、サントリーにもお家事情

  1. 6

    庶民生活に忍び寄る“円安地獄”の足音…トランプ関税に翻弄され再び「1ドル=150円」も視野に

  2. 7

    急増する大手黒字企業リストラのシビアな背景…2024年「早期・希望退職」1万人超え、前年比3倍に

  3. 8

    「預金金利優遇プラン」のお得度を徹底検証 東京スター銀行は普通預金で最大年0.6%!

  4. 9

    大阪万博GW集客伸びず…アテ外れた吉村府知事ゲッソリ?「素晴らしい」と自賛も表情に滲む疲れ

  5. 10

    値上げラッシュの時代になんと値下げ敢行! BYDの「コスパ逆張り戦略」がハンパない

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  2. 2

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  3. 3

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

  4. 4

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  2. 7

    吉岡里帆&小芝風花の電撃移籍で様変わりした芸能プロ事情…若手女優を引きつける“お金”以外の魅力

  3. 8

    【今僕は倖せです】のジャケットに表れた沢田研二の「性格」と「気分」

  4. 9

    吉田拓郎の功績は「歌声」だけではない イノベーションの数々も別格なのだ

  5. 10

    裏金自民が「11議席増」の仰天予想!東京都議選告示まで1カ月、飛び交う“怪情報”の思惑