防衛省が218人の処分公表も木原大臣「綱紀粛正」どの口が? 自民裏金事件また蒸し返される

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 200人規模となれば海自イージス艦1隻の乗組員数におおむね匹敵する人数だ。防衛省が8日公表した2023年度の自衛官採用人数によると、1万9598人の募集計画に対し、陸海空3自衛隊で計9959人。達成率はこれまで最低だった1993年度(56%)を大幅に下回る過去最低の数値(51%)だったから、今後の部隊運用に対して影響が出るのではないかと懸念の声が出るのは当然だろう。

 第二次安倍政権以降、米国の言いなりになって武器を爆買いした結果、予算不足で自衛隊宿舎などにはトイレットペーパーといった日用品の備品すら、ままならない状況があると報じられていた。だからと言って不正を認めていいわけではないが、なぜ、多くの隊員が不正受給に手を染めていたのか。なぜ、基地の食堂で無料飲食をしたのか。背景や動機などを調査、分析しなければ同様の行為が繰り返されるのではないか。

■岸田首相はもちろんだが、最低でも木原防衛大臣はクビではないのか

 一方、今回の不祥事報道を受け、SNS上で拡散されているのが岸田文雄首相(66)や木原稔防衛相(54)の責任を問う声だ。

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