自民落選前議員ら執行部に恨み節 裏金非公認「2000万円振り込みなければ…」グチるトンチンカン
「戦略ミス」ではなく「身から出たサビ」ではないのか。
衆院選で大敗した自民党が8日、落選した前議員ら向けに党本部で開いた懇談会。石破茂首相(67=党総裁)は衆院選について「大変に厳しいご審判をいただいた。私の責任だ」と謝罪した上で、落選者に関し、次期衆院選の公認候補予定者となる支部長を今月中に決める方針を示した。
出席者から憤りの声が上がったのが、裏金事件に関与したとして非公認となった候補の政党支部に振り込まれた2000万円支給についてだったという。
下村博文元政調会長(70)は懇談会後、記者団に対し「2000万円問題がなければ、自民党はもっと議席を維持できた。2000万円問題が出て、ガタッと空気が一瞬で変わった」と言い、衛藤征士郎元衆院副議長(83)は、裏金事件について「(総裁が)終結宣言をすべきだ」などと訴えた。
他の出席者からも「石破総理が受け身になっている」「戦略ミスだった」などと批判の声が出たというのだが、果たしてそうなのだろうか。