アルゼンチン代表メッシ マラドーナのように…がVへの近道
■泣きどころ
アルゼンチン代表の弱点は、今も昔も「世界的レベルのGKが見当たらない」ことである。
レギュラーGKロメロは、2010年南アW杯の予選から第1GKを務め、90試合以上の代表歴を誇っているが、15年から所属するマンUではサブに甘んじている。
メキシコでプレーしている第2GKのグスマンは代表歴6試合。チェルシーの控えである第3GKのカバジェロは代表歴なし。地元の名門リバープレートで好セーブを連発し、評価急上昇のアルマーニが予備登録メンバー35人に入ったが、そのアルマーニにしても代表歴はない。さらに、不安定感の漂うGKの足を高齢DF陣が引っ張る。
代表歴141試合の主将DFマスチェラーノは6月8日に34歳の誕生日を迎える。10年から所属していたバルセロナを1月に退団し、中国1部の河北華夏に移籍後、パフォーマンスが急激に低下したともっぱら。オタメンディ、メルカド、ファシオといった主力組も30歳を越え、アルゼンチンは質・量ともに脆弱な守備陣に苦労させられそうだ。
(本紙編集部)