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元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

コロナ禍での中断延長に揺れるJリーグを緊急探訪【浦和】

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 浦和としても、早期の公式戦実施を強く望んでいる。経営陣としては収入減を最小限にしたいはずだし、現場も「ACL出場権内」の目標達成に燃えているのだ。

 2019年はACLで決勝進出を果たしたとはいえ、J1では残留争いに巻き込まれ、まさかの14位。大槻毅監督も2月21日の今季開幕の湘南戦で経験豊富なDF槙野智章を先発から外すなど、大胆な競争原理を導入。チーム活性化を図っている。

「大槻さんは練習から競争をすごく意識させる監督。誰が出るか決まっていないので、自分も結果を出すしかない」と武藤も言う。彼は2019年10月18日の大分戦で右肩脱臼の重傷を負い、ようやく復帰したばかり。

「FWの(興梠)慎三さんや新加入のレオナルドが開幕戦で結果を出している。僕もリーグ再開時に結果を出して、競争に加わっていけるように頑張りたいです」と意気込みを新たにしていた。 大観衆が集まる聖地・埼スタのピッチで躍動したいという彼らの思いはいつ叶うのか……。

 25日のJリーグ臨時理事会で4月3日の再開の最終的に可否が決まる。まずはその動向を注意深く見守るしかない。

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