FW鈴木武蔵が代表入り ベテラン岡崎慎司に引導を渡せるか
日本サッカー協会(JFA)は1日、10月のオランダ遠征の日本代表選手を発表した。新型コロナ感染拡大による入国制限の関係で国内組の招集は見送られ、メンバー25人全員が欧州組という史上初の編成となった。
唯一の初選出であるオランダ1部AZのDF菅原由勢(20)は名古屋の下部組織出身。2018年に17歳10カ月でトップ昇格。翌年6月にAZに移籍した。主戦場は右SBだが、右のウイングやMF、さらにCBもこなせる万能タイプ。東京五輪代表の主要メンバーのひとりでもある。「2019年12月のEAFF東アジア選手権以来の代表招集で<森保監督が世代交代をどう進めていくのか?>に注目したい」とはサッカーダイジェスト元編集長の六川亨氏だ。
「FWにはスペインの34歳・岡崎慎司(119試合=50得点)とドイツの30歳・大迫勇也(45試合=15得点)、そしてベルギーで好調をキープしている26歳・鈴木武蔵(7試合=1得点)の3人が選出された。もちろん森保監督の<年齢で代表選手は選ばない>に同意した上ですが、代表がレベルアップするには<シビアな競争原理>が必要なのは言うまでもなく、ベテラン世代の岡崎と大迫には<若手に負けてなるものか!>という気概が求められ、鈴木には<特に岡崎さんは今遠征を最後に代表を引退してもらう>と引導を渡すくらいの覚悟を持ってプレーしてほしい。FW以外のポジションでもベテランと若手のハイレベルなせめぎ合いに期待したい」(前出の六川氏)
試合は、9日のカメルーン戦(日本時間午後9時開始)と13日のコートジボワール戦(同午後11時45分開始)の2試合。