3戦音なしの久保建英 現状では「スタメン奪取難しい」の声
スペイン1部ビジャレアル所属のFW久保建英(19)が、対戦相手の10代選手の<引き立て役>に回った。日本時間28日午前4時キックオフのバルセロナ戦の後半29分に登場。シュートを放ったり、味方にスルーパスを通すなど奮闘したが、バルサの厚い壁に阻まれて音なし。試合も0―4の完敗に終わった。
対照的にバルサ10代選手のプレー内容はアッパレだった。先発した17歳FWファティは、前半の15分と20分に連続ゴールを決め、同35分にはペナルティーエリア内に侵入してPKをゲット。キッカーは大黒柱FWメッシに譲ったが、あわやハットトリックの大活躍だ。
後半25分に登場したMFペドリも17歳。同33分に投入された20歳FWトリンコンも精力的に動き回り、久保の存在感を薄くするに十分なパフォーマンスを見せつけた。元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が言う。
「3試合連続のベンチスタートの久保は、たとえ出場機会が短くてもゴールなど<目に見える>結果を残し、チーム内の序列を上げないとスタメン奪取は難しい。持ち味を発揮した、シュートに持ち込んだ……に満足することなく、よりアグレッシブにプレーしてほしい」
ビジャレアルは、次節はアラベスと対戦。キックオフは日本時間の10月1日午前2時である――。