50代で勝ち越し「華吹」は何者? 大相撲116年ぶりの快挙!

公開日: 更新日:

 21日は大関朝乃山が4敗目を喫し、優勝争いは2敗の正代大栄翔に絞られた。そんな華やかな土俵から遡ること数時間、まだお客さんも少ない時間帯に、なんと1世紀ぶりの記録が飛び出た。

 序ノ口9枚目の華吹(50)が同11枚目の桜と対戦。はたき込みで4勝目を挙げ、50代力士としては明治38(1905)年の若木野以来、116年ぶりの勝ち越しを決めた。若木野は最後に「雷電」を名乗った雷電震右エ門の弟子といわれ、華吹の前の50代力士だ。

 初土俵は1986年。立浪親方(元小結旭豊)の2歳下だが、こちらは高卒で入門。華吹は中卒で入門しているので、現在の親方の兄弟子という複雑な立場でもある。

「50歳といえば、大半の力士には兄貴分というよりもお父さん。でも、年齢の壁はなさそうですね。若い力士と談笑したり、和気あいあいとやっています。おそらく、本人も現役力士なので、気持ちが若いのではないか。ただ、肝心の相撲は年齢を感じさせる。分厚いテーピングをしているヒザはもう限界。一応、四つ相撲なのだが、もはや型がどうこうというレベルではない。ちなみに立浪部屋ではちゃんこ長も務めている。以前、華吹の作った醤油ベースのちゃんこ鍋を食べる機会があったが、まさに絶品でした」(相撲記者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」