著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

J3最年長得点記録!FC今治MF橋本英郎「山あり谷あり」人生

公開日: 更新日:

 2021年5月2日のJ3宮崎–FC今治戦。FC今治所属の元日本代表MF橋本英郎が華麗なループシュートを決め、41歳11カ月11日のJ3最年長得点記録を作った。

 巷では三浦カズ(知良=横浜FC)のJ最年長出場ばかりが話題に上るが、橋本はJ3ながら今季全試合先発出場した上でのゴールだ。その重みは当然、違う。

「J全体でも自分の得点はカズさんに次ぐ2位。カズさんは遠いですけど、2位争いの俊さん(中村俊輔=横浜FC)やヤット(遠藤保仁=磐田)に負けないように頑張ります」と本人は笑いながら話してくれた。

 橋本の新記録達成は、同じ元日本代表・駒野友一のお膳立てによるものだった。駒野の右クロスを相手GKがパンチングでクリアすると、そのこぼれ球を左足ループ。見事にネットを揺らすという華麗な一撃だった。

「GKと味方の選手がぶつかって、最初は入ってるかどうか分かんなかったけど、みんなが喜んでるんで『ああ、入ったんだな』と思いましたね」

 鳥取のフェルナンジーニョが、2020年12月20日の熊本戦でマークした39歳11カ月7日を大きく更新する得点なのに橋本は少し淡々としていた。というのも、2019年11月にJFLからJ3への昇格を決めた岡崎戦で決勝弾を叩き出したことがあったからだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方