カズはJ戦力外も現役 37歳長谷部は独でバリバリ戦力の現実
Jリーグには、開幕日前後にメディアが必ず取り上げる<風物詩>がある。2月26日が誕生日の横浜FC・FW三浦知良(54)が、いつ「最年長出場記録」を更新し、どの試合で「最年長ゴール記録」を塗り替えるのか――という話題であふれ返るのである。
誰が見ても「Jレベルにない」(サッカー関係者)カズだが、Jよりも優先順位の低いカップ戦では<客寄せパンダ>としての商品価値はある。
そこで3日のルヴァン杯・柏戦の前日、カズのベンチ入りを横浜FCの下平監督が事前公表。もちろんメディアは「54歳5日の最年長出場記録の更新なるか!?」とハデにあおりたてる。バカバカしいにもホドがある。
いくらカズが日常的に節制生活を続け、厳しいトレーニングメニューをこなそうが、W杯常連国のリーグで54歳の大ベテランがマトモにプレーできるハズがないし、偶発的にゴッチャンゴールでも決めたら「50オーバーでも活躍できるほどの低レベルなのか?」とコケにされるのがオチ。
「横浜FCのオーナーがカズの熱烈ファン。引退時期は自己判断」(関係者)のカズよりも、独ブンデスリーガ1部フランクフルトで活躍している37歳MF長谷部誠を高く評価すべきだろう。